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雲海ミスト演出はどうやって作る?超音波ミストで幻想的な空間をつくる仕組みと演出のコツ

作成者: SEIKO GIKEN|Jan 23, 2026 5:50:53 AM

雲海のように、足元にふわっと広がる白い霧。
幻想的で非日常感のあるこのミスト演出を見て、

「どうやって作っているのだろう?」
「自分たちの企画でも実現できるのだろうか?」

と感じた方も多いのではないでしょうか。

雲海ミスト演出は、特別な世界観をつくれる一方で、
仕組みやコツを理解していないと、思った印象にならないこともあります。

この記事では、
雲海ミスト演出がどのような仕組みで成り立っているのか、
そして演出として成立させるために大切なポイントを、わかりやすく解説します。

なお、雲海ミスト演出の事例や演出イメージについては、
▶︎ 雲海のようなミスト演出とは?幻想的な空間をつくる演出アイデアと事例
で紹介していますので、あわせてご覧ください。

雲海ミスト演出の基本的な仕組み

雲海ミスト演出は、ミストを使って空間の低い位置に白い層をつくり出す演出です。

ここで使われる「ミスト」とは、超音波の力で 水を非常に細かい粒子状にしたもの。
通常の散水ミスト(10~30㎛)では粒子が大きく、水浸しになってしまいますが、
超音波ミストは、空気中に浮遊するほど微細なミスト(3~5㎛)のため、やわらかく、雲のような見た目になります。

この微細な超音波ミストが集まり、重なり合うことで、

  • 白く広がる雲のような質感

  • ふんわりとした奥行き

  • 現実感の薄れた空間表現

が生まれ、雲海のような印象を与えます。

上昇して空間全体に広がる煙やスモークに対して、
雲海ミスト演出では、低い位置に滞留しやすい超音波ミストの特性を活かしています。

 煙やスモークマシンとの違い 

雲海ミスト演出は、煙やスモークマシンの演出と混同されることがありますが、
仕組みも、見え方も、演出の考え方も大きく異なります。

スモークマシンは、
専用のスモークリキッドを加熱し、
煙状の粒子を空気中に拡散させる演出機材です。

そのため、

  • 空間全体に広がりやすい
  • 上昇し、天井付近にたまりやすい
  • 光の筋を見せる演出に向いている

といった特徴があります。

 

一方、超音波ミストを使った雲海ミスト演出は、

  • 水を微細な粒子にして発生させる
  • 粒子が重なり、足元付近に層をつくりやすい
  • 白く、やわらかく、自然な広がり方になる

という性質を持っています。

 

このため、雲海ミスト演出は、空間を満たす「煙の演出」ではなく、


「演出空間の中を人が歩く・滞在する」
「足元に景色をつくりたい」

といった条件の案件で、特に効果を発揮します。

なぜ霧が足元に広がり、雲海のように見えるのか

雲海ミスト演出の大きな特徴は、
霧が空間全体に拡散せず、足元付近にとどまって見えることです。

適度な重さがあるため、空気中に拡散しきらず、低い位置にゆっくりと滞留します。

そのため、煙やスモークのように軽く空気中を漂い続けるのではなく、
ゆっくりと下方向へ広がりやすい性質があります。

このミストが床面や地面付近にたまり、
重なり合うことで、視界の低い位置に白い層が生まれます。

その結果、足元に雲が広がっているような、
雲海を思わせる重量感のある見え方になります。

こうした視覚効果によって、

  • の上に立っているような感覚
  • 足元だけが白く覆われる非日常感

  • 空間に生まれる立体的な奥行き

が生まれ、「雲海のような演出」として成立します。

※足元に霧をとどめる考え方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
雲海ミスト演出とは? ドライアイス・スプレーノズル・超音波ミストの違いを解説

雲海ミスト演出の印象を左右する3つのポイント

雲海ミスト演出の仕上がりは、
単にミストを出すだけで決まるものではありません。

特に重要なのが、次の3つのポイントです。

ミストの量と粒子の細かさ

ミストは多ければ良い、というものではありません。
出しすぎると視界を遮る「霧」になり、
雲海特有のやわらかさが失われてしまいます。

粒子が細かく、適量であることが、
雲のような質感をつくるための重要な要素です。

発生位置と広がり方

ミストをどこから出すかによって、演出の印象は大きく変わります。

足元や低い位置から発生させることで、
霧が空間の下層にたまり、雲海らしい見え方になります。

ミスト発生装置をそのまま置くのではなく、
ダクトを通して離れた場所から霧を送り込んだり、
植栽や造作物の隙間に吹出口を隠したりすることで、
まるで地面から自然に湧き出ているような演出が可能になります。 

照明・映像との組み合わせ

ミストは光を受けることで、表情を大きく変えます。

照明や映像と組み合わせることで、

  • 明暗のコントラスト

  • 時間帯による雰囲気の変化

  • 幻想性の強調

など、単体では出せない演出効果が生まれます。

雲海ミスト演出は、
ミスト単体ではなく、空間全体で考える演出だと言えます。

屋内と屋外で異なる考え方・注意点

雲海ミスト演出は、屋内・屋外どちらでも使われますが、
考え方や注意点は大きく異なります。

屋内での演出

  • 空調や換気の影響を受けやすい

  • 床材や湿気への配慮が必要

  • 環境をコントロールしやすく、安定した演出がしやすい

計画段階で条件を整理することで、
比較的狙った表現を再現しやすいのが屋内の特徴です。

屋外での演出

  • 風や気温の影響を受けやすい

  • 時間帯や天候によって印象が変わる

  • 自然や景観と組み合わせた演出ができる

屋外では「完全に同じ状態を再現する」よりも、
環境と一体になった表現として捉えることが重要になります。

安定した雲海ミスト演出に必要な考え方

雲海ミスト演出は、
機材さえあれば簡単にできるものではありません。

  • どんな空間で

  • どんな印象をつくりたいのか

  • どこを見せ場にするのか

こうした演出設計を整理したうえで、
ミストの量や発生方法を調整していくことが大切です。

環境条件や目的に合わせて霧を制御するノウハウが、
演出の安定性や完成度に大きく影響します。

雲海ミスト演出でよくある質問

Q1:雲海ミスト演出は、どのような仕組みで霧を発生させているのですか?

超音波振動を使って水を微細な霧にし、
空間の低い位置に霧の層をつくることで、雲海のような演出を行います。

Q2:水や湿気、周囲への影響は問題にならない?

雲海ミスト演出で使われるミストは、
スモークリキッドなどの専用液体ではなく、
水を非常に細かい霧状にしたものです。

そのため、演出素材としての性質が比較的シンプルで、
使用環境や演出条件を考慮しながら設計しやすい点が特長です。

実際の演出では、特に設置場所が屋内の場合、床材や演出時間などに応じて
ミストの量や広がり方を調整しながら使用されます。

Q3:雲海ミスト演出は、どんな場所や演出に向いていますか?

雲海ミスト演出は、足元に霧を広げることで、
空間の体験性や没入感を高めたいシーンに向いています。

特に、自然の風の動きや照明演出と組み合わせることで、
表情が変化し、印象に残る空間演出につながります。

雲海ミスト演出を検討されている皆さまへ

雲海ミスト演出は、仕組みを理解し、空間に合わせて設計することで、
非日常感や没入感を効果的に演出できます。

「自分たちの企画で実現できるか知りたい」
「条件に合った演出方法を相談したい」など、お気軽にお問い合わせください。
ミスト演出のや活用例をご紹介しながら、企画に合った演出のお手伝いをさせていただきます。

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